なぜ価格を単純に「画面あたりのコスト」へ換算できないのか?
単位が違い、消費量もタスクの大きさとモデルに左右されるからだ。Figma MakeとLovableはクレジット、v0はトークン、Uizardは生成回数、Claude Designは共有の時間枠、Stitchは非公表だ。
画面を直接1回の生成と定義しているのはUizardだけだ。他のツールで換算するには、画面の複雑さとモデルを先に固定する必要があるが、公開資料にはほぼ載っていない。
Claude Designの利用枠は実際どう計算されるのか?
AIFreeAPIの整理によれば、通常のチャットやClaude Codeと同じ利用枠を共有し、5時間のローリング上限があり、有料プランにはさらに週次上限がある。Anthropicは枠をProに対する倍率で説明するのみで、トークン数や作れるデザイン数は公表していない。
上限に達すると、有料プランは利用クレジットを有効にでき、API料金で課金される。Enterpriseは含まれる枠がなく、すべてAPI料金だ。これは第三者の整理なので、実際の数字は自分のアカウントの利用状況ページで確認したい。
これらの数字は信頼できるのか?
参考程度にとどめるべきだ。主な資料のMowgliは自社でもデザインツールを販売する競合であり、ページの日付は一貫しておらず、AIFreeAPIともども公式ページではない。さらにClaude Designの無料枠についての記述は互いに矛盾している。
安全なのは、これらを単位の種類を理解するために使い、実際の価格と上限は各社の公式価格ページで確認することだ。この種の枠のルールは頻繁に変わるため、継続的に確認したい。
実際のコストを自分で測るにはどうすればよいか?
普段行う作業を三つ選び、同じ依頼文で各ツールに一度ずつ実行する。実行のたびに利用量メーターの変化を記録する。Claudeなら現在のセッションで使った割合、Figma MakeやLovableなら差し引かれたクレジット、v0ならトークンまたはクレジットの変化を見る。
最後に、たとえば「三つの作業を終えるのに週の枠の何パーセントを使ったか」のように、共通の基準へ換算する。この数字は、どの価格表よりも実際の使い方に近い。
AIデザインツールのコストを比べるとき、最も自然な問いは「画面一つにいくらかかるか」だ。主要なツールの利用ルールを並べてみたが、結論は期待外れだった。多くのツールは、この問いへの答えを示していない。計測単位はそれぞれ違い、クレジット、トークン、共有の時間枠ベースの枠があり、何も公表していないものもある。
資料について断っておく。以下の価格と上限は主にMowgliの比較ページによるもので、Claude Designの部分はAIFreeAPIの整理も参考にした。Mowgliは自社でもデザインツールを販売しており競合にあたる。どちらも第三者による整理で、各社の公式ページと一行ずつ照合したわけではない。Mowgliのページ自体も日付が一貫しておらず、9月19日付なのに10月の価格を引用している。以下の数字は、単位がどういうものかを示す例であり、見積もりとして扱わないでほしい。
Figma Makeは他のFigma AI機能と共有するクレジットで、操作ごとの消費量は固定でなく、モデル、タスク、コンテキストで変わる。Mowgliの例では、フォント変更で約30以上、アプリをゼロから作ると約100以上だ。Starterプランは1日150、月上限500で、毎月リセットされ繰り越しはない。
v0はトークン制で、Miniは100万トークンあたり入力0.20ドル・出力1.20ドル、Proは2ドルと10ドル、Maxは5ドルと25ドル。月次クレジットは65日で失効する。Lovableは操作ごとにクレジットを消費し、プランモードは1、ボタンの色変更は0.50、認証機能は1.20、ランディングページは2.00だ。無料プランは1日5、月上限30。Uizardは生成回数で数え、プロジェクト、画面、テーマがそれぞれ1回にあたり、無料プランは月3回だ。
Google Stitchには無料の1日あたりの枠があり、UTCの午前0時にリセットされるが、1日の上限も1回の生成の消費量も公表されていない。
Claude Designには独自の価格設定がなく、利用量は通常のチャットやClaude Codeと同じ枠から差し引かれる。5時間のローリングセッション上限があり、有料プランにはさらに週次上限がある。AIFreeAPIの整理では、Anthropicは枠をProに対する倍率でしか説明せず、トークン数や作れるデザイン数は公表していない。Max 5xはProの5倍、Max 20xは20倍で、Enterpriseは含まれる利用枠がなく、すべてAPI料金で請求される。上限に達した後、有料プランは利用クレジットを有効にでき、これもAPI料金で消費される。
さらに、この二つの第三者資料は互いに食い違っている。Mowgliの表はClaude Designの無料枠を「限定的な利用」としているが、本文ではDesignは無料プランに含まれないと書く。一方、Anthropic自身のヘルプページは、Designがベータを終了し、Freeを含むすべてのプランで使えるとしている。単体版のclaude.ai/designは12月14日に終了する。このように資料が食い違うときは、公式ページと自分のアカウントの利用状況ページを基準にすべきだ。
六つのうち、「画面一つ」を直接1回の生成と定義しているのはUizardだけだ。Lovableには操作ごとのクレジットがあるが、画面は課金単位ではない。Figma Makeとv0の消費はタスクの大きさとモデルで決まり、Claude DesignとStitchは換算の根拠になる数字を公表していない。したがって、画面の複雑さとモデルを示さない「画面あたりコスト」の比較表は、対応しない二つの単位を比べているだけの可能性が高い。
表示価格で比べないこと。より確実なのは自分で測ることだ。普段やる作業を三つ選び(ランディングページ、ダッシュボード、フォームの流れなど)、各ツールで一度ずつ実行し、利用量メーターの変化を記録して、「この三つを終えるのに使った枠の割合またはクレジット」に換算する。
すでにClaudeを使っているなら、Design、チャット、Claude Codeが同じ枠を共有している点に注意したい。デザインに集中した午後は、その週にコーディングに使える枠を減らしうる。年払いにする前に、1か月の実際の利用で確認してから、契約するかを決めるのがよい。