単体版が終了したら、既存のプロジェクトやチャットはどうなるのか?
公式の説明では、12月14日まで単体版のプロジェクトは通常どおり動く。終了後はチャット履歴とプロジェクトのコメントが利用できなくなり、公開プロジェクトのリンクも無効になる。
移行手段が示されているのはデザインシステムだけで、Artifactsページの「Migrate team design systems」を使う。成果物はPPTX、PDFなど必要な形式で自分でエクスポートする。
Docs、Slides、Designがすべてのプランで使えるなら、それらのために課金する理由はまだあるのか?
この三つだけを見るなら、理由は弱くなったと言える。公式ページは、ベータを終了しFreeを含むすべてのプランで使えるとしている。
課金するかどうかは、残る二つの機能で決まる。Dashboardsは有料プラン、MotionはTeamまたはEnterpriseが必要だ。公式ページに利用上限の記載はないため、実際の作業量で試してから判断するのが無難だ。
Motionが作るアニメーションは動画生成なのか?
違う。公式の説明では、Motionはテキスト、グラフ、図形、画像をコードで動かしており、動画生成モデルは使っていない。そのため、リアルな映像やAIの人物は生成されない。
実際には、アニメーションは自分が用意した素材だけから作られる。エディタで直接直すことも、会話でClaudeに修正を頼むこともでき、最後にMP4をダウンロードする。
Enterpriseの管理者は今、何を確認すべきか?
三点ある。第一に、DashboardsとMotionは初期状態でオフなので、使う場合はOrganization settings > Artifactsで有効にする。第二に、Docs、Slides、Designは10月15日から初期状態でオンなので、ユーザーに周知されているか確認する。第三に、ArtifactsがCMEKに対応し、組織で使うテンプレートも選べるようになったため、セキュリティ部門やブランド部門と見直す価値がある。
単体版をまだ使っている人には、12月14日の期限も伝えておきたい。
10月8日、AnthropicはDocs、Slides、Designがベータを終了し、Freeを含むすべてのプランで利用できると発表した。同じ発表には、既存ユーザーにとってより直接的な知らせが含まれている。単体のClaude Design(claude.ai/design)は12月14日まで公開され、その後終了する。公式の説明ページによれば、Designは9月16日からすべてのClaudeの会話の中で使えるようになっており、単体版はすでに終了段階にある。
公式ページは結果を具体的に書いている。単体版のプロジェクトは終了まで通常どおり動く。終了後はチャット履歴とプロジェクトのコメントが利用できなくなり、単体プロジェクトの公開リンクも無効になる。移行手段が明記されているのはデザインシステムだけで、Artifactsページの「Migrate team design systems」で移せる。元のデザインシステムは終了まで単体版にそのまま残る。成果物は自分でエクスポートする必要があり、コメントやチャット履歴の移行方法はページに書かれていない。
Docs、Slides、Designは、別の製品入口ではなく、通常のClaudeの会話で選べる出力タイプになった。エクスポートでは、PowerPointとPDFのダウンロードがエディタ上のレイアウトを保ち、スライドは編集可能なファイルとしてGoogle Slidesへ直接送れる。モバイル版Claudeアプリでもドキュメント、スライド、デザインを編集できる。Enterpriseでは、ArtifactsがCMEK(顧客管理の暗号鍵)に対応し、管理者が組織で使うartifactテンプレートを選べる。
新機能はどちらもベータだ。Dashboardsは有料プラン向けで、普通の言葉で質問すればClaudeがダッシュボードを作り、データの変化に合わせて更新し続ける。数字をクリックすると背後のクエリが見られ、各グラフには最終更新時刻が表示される。対応データソースはAmazon Redshift、BigQuery、ClickHouse、Databricks、Snowflakeと、Salesforceなどのコネクタだ。結果はAmplitude、Grafana、Hex、Mixpanel、Omni、Perplexity、PostHog、Sigmaへ送れ、Databricks Genie、Looker、monday.com、Tableauは近日対応とされている。
MotionはTeamとEnterprise限定で、入力欄に/motionと打つと開く。動画生成モデルではない。Anthropicの説明では、テキスト、グラフ、図形、画像を動かすコードとして作られるため、生成された映像やAIの人物は出てこない。MP4としてダウンロードでき、Adobe、Descript、HeyGen、Higgsfield、invideo、Luma AI、Runwayで続きの編集もできる。CanvaとCaptionsは近日対応だ。
Enterpriseの組織では、DashboardsとMotionは初期状態でオフで、Organization settings > Artifactsで手動で有効にする。Docs、Slides、Designは10月15日に初期状態でオンになった(管理者はそれ以前に有効化もできた)。この日付は本稿の時点ですでに過ぎているため、組織内でまだ周知していなければ今が確認の機会だ。
単体版に進行中のプロジェクトがあるなら、12月14日までに最低でも四つやっておきたい。成果物をPPTXやPDFなど必要な形式にエクスポートする。「Migrate team design systems」でデザインシステムを移す。必要なコメントやチャットの内容を自分でコピーしておく。公開プロジェクトのリンクを貼った場所(サイト、チケット、文書、スライド)をすべて洗い出し、リンクが切れる前に差し替える。
費用の面では、Docs、Slides、DesignはFreeでも使えるため、この三つだけではアップグレードの理由にならなくなった。Dashboardsは有料プラン、MotionはTeamまたはEnterpriseが必要だ。確認した公式ページには両機能の利用上限が載っていないので、まず実際の作業量で小さく試してから、アップグレードに見合うかを判断したい。